失うことに対する恐怖が僕らの能力を制限していることに気づいたiPhoneの事例
最近、フィリピンにて携帯を買いました。
ついにSIM Freeの携帯をゲットです。これで今後海外に行く際にも不自由なくネットに気軽にアクセスすることができますね。
新しく買った携帯。oppoという中国のメーカーのものです。
それに伴い、心理的な変化とそれに派生する行動の変化がありました。
まずは今までは「海外で携帯使えなくなったら死ぬ」と思い(実際にはそんなに困りはしないのですが、むしろ日常的に気軽に写真を取れなくなるのでそちらの方で困りますね)、とても大事に使っていたiPhoneですが、まぁ、なくなってもなんとかなるだろうと非常に楽観的に考えることができるようになりました。
その結果、iPhoneのケースを外して、生身のiPhoneを使うようになりました。
生まれた時と同じ状態のiPhone. カバーをつけている時とはフィット感が全然ちがう。
そして、日々、iPhoneの素晴らしさを再認識しています。
こんなにも持ち運びやすいものだったのか、こんなにも軽やかに使うことのできるものだったのか、こんなにも使うことにストレスのかからないものだったのか、と。
ケースがあるかないか、という、まぁ、言ってしまえばそれだけの違いです。
厚さにしても数ミリ厚くなっただけ。重さにしても100g程度重くなっただけでしょう。
それだけの違いですが、常に持ち運び、最もよく使うものの1つであるがゆえに、持った時の肌感覚というかフィット感の違いというものはたとえ僅かな違いでも気になるものなんですね。
イメージとしては今まで鎧に守られていた武将が、鎧を取り去ると身軽になり、より強くなったような感じでしょうか。
最近までiPhoneにつけていたカバー。安心感はあるが、iPhoneを使う体験の質は落ちる。
こういったことは、実際に生活の他の場面でも起こっているよなぁ、とぼんやりと考えたりもしました。
失うことってめちゃくちゃ怖いですよね。
特に自分が持つもの(物だけでなく、能力、地位など)が増えるにつれて、今までチャレンジできていたところで、このままの方がいいかな、変わりたくないな、と思うようになってきてしまうのではないでしょう。
まして、いろいろと経験をするにつれてモノに対する思い入れも湧いてくると、いよいよ失うことが怖くなってきます。
僕は今回、iPhoneのケースを外すことによって、その物本来が持つ能力を存分に享受することの素晴らしさ、そして、そのためには失うことに対する恐怖を乗り越える必要があることに気づきました。
失うことを恐れて本来の素晴らしさを体験できずに終わるのももったいないことだと思うので、大切にしつつ、最良の能力を引き出せる使い方で持ち物は使っていこうと思いました。
そして、ますます自分の持ち物が増えて行くであろうこれから先の人生でも守りに入らないでいきたいな、とも思いました。
言ってみれば単に携帯のケースを外しただけですが、それだけでもこんなに感覚的に違うのかと驚きました。僕の観測範囲ではほとんどの人が何かしらケースに入れてiPhoneを使っていると思うので、一度何もつけないiPhoneも体験してみてはどうでしょうか。きっと今までとは一味も二味も違ったユーザー体験ができるのではないでしょうか。
ありがとう、iPhone.
そして、よろしくねoppo.
ダバオで英語が通じにくい件 -あるいはセブで英語が通じやすい件-
こんにちは、Shunです。
最近、フィリピンの生活にも慣れてきたので、セブ以外の都市や地域へも旅行するようになりました。
それに伴い、気づいたことが1つあります。
セブって英語を学習するには本当に良い環境だったんですね。
なぜ、改めてこのようなことを言っているのかというと、今まで他の島や少し離れた地域に旅行に行って英語が少し通じにくかったりするのは、田舎に来たからだろうなという認識でした。
しかし先日、フィリピン第3の都市と言われるダバオに行ってきました。
そこで、英語の通じないことよ。
セブの感覚に慣れてしまうと、その通じなさに驚くほどでした。
例えば、レストランで食事をした時のことです。
日本酒を頼んだ時に、熱燗を頼もうと思って、「hot」と伝えても、「Cold?」と聞き返されるばかりです。一応発音矯正に定評のあるサウスピークにて発音矯正を受け続けているので、これくらいは通じるはずです。
なかなか英語が通じずに苦労しながら頼んだ熱燗
他にも宿泊先の清掃スタッフに話してみてもちょっと英語が怪しかったり、ジプニーでは英語があまり通じないのでタガログ語を覚えてみたり。
なので、ダバオで何か頼む時は意図的に文を短くしたり、単語だけで話してみたり、指差しだけで会話を(久方ぶりに)してみたり、と自分が周りに合わせる必要がありました。
当初は、フィリピンだからみんなが英語をある程度うまく話せるんだろうと思っていたのですが、そういうわけではなかったことに気づきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の気づきをきっかけに、フィリピンの他の地域と比較したセブでの英語学習での利点をまとめてみました。
セブが英語学習に良い環境である理由1
綺麗な英語を話す講師が他の地域に比べて多い
その地域の平均的な英語レベルが高いほどトップ層のレベルも一般的には引き上げられます。アメリカの企業のコールセンターが多数設置されているように、高い英語レベルを有しているセブにおいては、英語講師の質も他の地域に比べて高いです。この点に関してはおそらくフィリピンの首都のマニラにも当てはあるのではないでしょうか。(僕はマニラに行ったことがないので推測の範疇を出ませんが。)
セブの優秀な講師陣と共に英語を学習することで、それほどアクセントの強くない、アメリカアクセントに近い英語を学習することができます。
セブが英語学習に良い環境である理由2
実践の場に溢れている
セブにおいては語学学校の中ではもちろん、学校の外においても英語を使う実践の場がたくさんあります。観光客が多い土地柄もあり、タクシードライバーからレストランの店員さんまで、基本的にはほぼ全ての場所で英語が通じると考えて大丈夫です。
ですので、語学学校の外に出てみれば、実際に自分の英語を試してみることができる理想的な環境です。特に初学者〜中級者に関しては、英語が第一言語の国に比較すると話すスピードもゆっくりなので、最初に英語を生活の中で使ってみる場としても適しているでしょう。
おそらく(僕はほぼ確信していますが)英語初学者〜中級者の方は英語を第一言語とするネイティブスピーカーの言っていることは90%以上分からないと思います。そして90%以上相手の言っていることが分からないとなると、むくむくと持ち上がってくるのは「怖い、もう話したくない」という気持ちです。
よく「フィリピン人の英語とネイティブスピーカーの英語は違う」と言われることもありますが、確かに違います。ただその違いが、全く種類の異なる英語であるかといえば、それもまた違います。フィリピン人の英語とネイティブスピーカーの話す英語は地続きです。フィリピン人の話す英語がより速くなり、ネイティブスピーカーに特徴的ないくつかの音の消失が加われば、よりネイティブスピーカーに近づくでしょう。
一方日本人の話す英語はそれらの英語とは全く別物で、基本的な音が話せていない全く通じない英語であることが多いです。なので、フィリピン人から学ぶことには大きな意味があります。
セブが英語学習に良い環境である理由3
暮らしやすい環境
適度に羽も伸ばせる良い環境です。少し遠出をすればビーチや森など、自然はたくさんありますので、リフレッシュする場所には事欠きません。また、街中にもそれなりにレストランもあります。日本食もありますし、イタリアン、スペイン料理、中華、韓国料理などなど色々選べます。
そして、何より、マニラなどに比べたら安全であることも勉強に集中しやすいポイントの一つです。もちろん、不用意な夜間の外出を避ける、知らない人には気を許さないなど、自分でリスクを回避する行動はする必要がありますが、基本的にはそれほど危険な状況に巻き込まれることはありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに今回はフィリピンの他の地域と比較したセブでの留学の利点をまとめましたが、フィリピン留学自体に関する概要としてはサウスピークのこちらのページがよくまとまっていると思います。
Concession speech -転職を通して自分を見つめ直す-
結果からいうと、僕は転職に失敗しました。
そして、その結果サウスピークに残ることにしました。
最初に誤解を避けるために書いておきたいことが2つあります。
まずはサウスピークに残ることになりましたが、それは渋々ということではなく、まだまだやり残したことがある、と感じることができたからでした。これから残された期間の中で自分の強みを(おそらく)最大限生かせる環境で成し遂げることのできる仕事のことを考え、今はワクワクしています。
次に転職に失敗、と言いましたが、アフリカに行ってみたという当初の希望からすると失敗、という意味です。
実際に複数の他のインターンシップに関する話も聞き、応募した企業の多くからは「この条件で採用する」と声もかけていただき、その上で総合的に判断してサウスピークに残ることを決断しました。ただ、当初の目標を達成できなかったという意味で転職に失敗した、と自分の中では位置付けています。
今回の経験を通して感じたことをまとめておきたいと思ったのが、本記事を執筆している理由です。実際に僕は今回の経験を通して多くのことを学ぶことができました。
特に、以下の2点について今回はまとめておこうと思います。
1. キャリアの棚卸し
2. 実戦の中に身を置くこと
1. キャリアの棚卸し
サウスピークの海外就職アドバイザーである神農さんが「キャリアの棚卸し」という表現をよく使われています。今回その言葉を知っていたおかげで、実際に自分でレジュメを作り、今までのインターンとしての仕事を振り返る際に、一歩引いて、自分の行っていた業務をパッケージングすることができたと感じています。
また、今回の棚卸しを通して、自分が今までしてきたことの価値も再認識することができました。そういった意味でも、定期的に自分が何をしているのかを整理して、パッケージングすることはこの先の人生においても必要だと感じました。自分の中に、別の客観的な視点を持つことは難しいですが、キャリアの棚卸しを通して節目節目で自分を客観視していくことは、人生を豊かにしてくれるはずです。
また、きちんと棚卸しして自分のしていることに名前をつけてあげることで、自分に対する自信を与えてくれるのではないかな、とも感じました。普段何気なくしているその仕事、実はよくよく考えてみたら、非常に重要な仕事だったり、大きな責任に繋がったりする、ということもあるのではないでしょうか。
なかなか名前が付いてないものってイメージしづらいですし、イメージができないと自分に対して自信も持ちにくいのかな、と思います。
2. 実戦の中に身を置くこと
今回、たまたま旅行先に良さそうな企業が一つあったので、そちらの代表の方に連絡をとり、お話させていただく機会がありました。
昼食をご一緒させていただいた後に、会社を見学させていただき、実際にHR(採用担当)の方とも面接させていただきました。
その会社は2つに業務体系が分かれており、それぞれの業務に関して、フィリピン人のHRがいたので、フィリピン人2名と僕、という構成での面接でした。
普段から業務では英語は使っているものの、初対面の人、正式な面接の場面、今後の自分の行き先に関わってくるプレッシャーなどいつもより緊張を強いられる場面でした。
やはり本番特有の空気感の中で英語を使うと身が引き締まる思いになりますし、「あれ、こういう風に言いたいけど、どう言ったらいいんだろう?」と気づくきっかけになったりもします。
そういった意味で、常に自分が試される環境に身を置くこと、実戦の中に身を置き続けることは重要だと感じました。
ついつい、居心地のいいところにとどまりたい気持ちを持ってしまい、抗うのが難しいことも多いですが、これからも刺激の多い方を選んでいけるようにしたいものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回、転職を通して経験したことを少し書いてみましたが、こういう風に評価されることはなかなかないのでいいなと思いました。ずっと一つの仕事を続けていると、仕事そのもので評価されることってよほど大きな仕事を成し遂げた人だけではないかと想像しています。
大抵の人はなんとなく働いて、なんとなく年を取っていくことが多いと思うのですが、転職活動をしてみると、自分の輪郭がはっきりするので、もっと多くの人が自分の輪郭を認識して、自分のしていることに自信が持てるといいなと思いました。
あなただけの楽園:【ダバオ】La Isla Bonita Resortへの行き方。
こんにちは、サウスピーク・インターンのShunです。
先日、こちらの記事で言及した、La Isla Bonita Resortですが、私も行きたいという各方面からの反響にお答えして、ビーチまでの行き方の紹介をしようと思います。
めっちゃ頑張ればセブから日帰りで行くことも可能ですよ!(ハードスケジュールすぎるので推奨はしていません。)
Step1. Davao(ダバオ)に行く。
La Isla Bonita Resortから最も近い空港はフィリピン・ダバオにあるDavao International Airportです。まずはこちらまで行きましょう。
Step2. MagSaysayの船乗り場まで向かう。
La Isla Bonita ResortがあるのはTalikud島という、ダバオから船で約1時間のところにある島です。ダバオには船乗り場が複数箇所あるのですが、Talikud島への船はMagSaysayというところにある船乗り場(Sta. Ana Warf)から出ています。
(A)タクシーを使う
タクシーの運転手に”MagSaysay, Ferry station”と言えば連れて行ってくれます。
(B)ジプニーを使う
フィリピンの公共交通機関といえば、乗り合いバスのようなジプニーです。
ジプニーに関してはこちらの記事に詳しいです。
ジプニーを利用する場合はMagSaysayを通るルートのジプニーを利用してください。
Davaoのジプニーのルートを調べる際には下記のアプリが便利です。
Magsaysayで降りた後はこのようにまっすぐと続く道があります。こちらの方向へと進んでいくとやがて船乗り場にたどり着きます。
Davao -Life is here- というなんとも頼もしい港の看板。
先ほどの看板を過ぎたあたりで左折して、さらにまっすぐ進んでいきましょう。
右手に船が見えてきますね。
この船…ではないようですね。笑
途中、人力のトライシクルに乗ってくる人にも出会いました。
並んで、
抜かされました。(ゆっくりですが)
道もぬかるんでいる箇所が多く、足元の状態がよくないためトライシクルに乗ってくる人も多いようです。その場合は船乗り場の直前までトライシクルで進むことが可能です。
この日の朝ごはんはJollibeeで買った、チリドッグです。
船乗り場へ向かう途中には竹でできた待合所もあるので、そこで食べました。
たくさん人が並んでいますね。周りの人に聞いてみたところ、この人たちも皆Isla Retaに向かっているようですね。
早速列に並んでみました。
Step.3 Talikud島へと向かうフェリーに乗る
少し前に進みました。写真の白いテントのところで乗船手続きをしているようです。
乗船する人の名前を書き、料金を払います。Isla Retaまでは往復で80ペソです。
ビーチに到着するまで待ちきれずに港で一足先に泳いでいるフィリピン人の子供達もいますね。
これが僕らをIsla Retaまで連れて行ってくれる、船です!
中もこのような感じで十分な快適さです。クーラーなどはないですが、海風が心地よいですね。
フィリピン人の男の子。こんなにカッコをつけていますが、船が動き出すと、おやつに夢中でした。
Step.4 1時間ほど船に揺られる
1時間ほど船に揺られましょう。注意点としてはまず最初にSamal島のビーチへ立ち寄るので、その時に降りないようにしてください。
Isla Retaへと向かう船は最初にSamal島へと到着します。ここにも綺麗なビーチが広がっているので、勘違いして、この最初に陸地へと接地した際に、降船しないようにしてください。まだ、ここはIsla Retaではありません。
こちらも綺麗なビーチが広がります。が、より綺麗なビーチを目指して我慢です。
こちらのビーチで遊んでる子供達が手を振ってくれたりもしました。
船から見たサマール島の一部です。
今回の目的地はIsla Retaですが、最初に着くには向かいにあるSamal島のKaputian Beachです。
船から見ると左側に今さっき接地したSamal島と、右側に今回の目的地であるTalikud島が見えます。
Step.5 降りた後にバイクタクシーの運転手に捕まる
船を降りたらバイクタクシーの運転手がたくさん声をかけてくるので、探さずとも自然と交通手段は見つかります。ちなみに、僕の観測範囲では港から他の交通手段はないので、諦めましょう。料金はLa Isla Bonita Resortまで1人70ペソです。
バイクタクシーの溜まり場へとずんずんと案内していく運転手。
今日はこのバイクタクシーと運命共同体です。
Step.5.1 バイクタクシーから落ちないように頑張る
これがこの旅行の中での一番の頑張りどころですが、同時に楽しいところでもあります。乗馬みたいでこれも慣れるとなかなかエキサイティングで楽しいものです。
Step.6 バイクタクシーに帰る時間を伝える
おお、なんとかLa Isla Bonita Resortに到着しました。しかし、ここで安心してはいけません。
おそらくバイクタクシーの運転手の方から聞いてくると思いますが、何時に帰るのかを伝えましょう。他の場所とは違いたまたま近くを走っているバイクタクシーなどはほぼ望むことができません。ですので、帰りの分も予約しておかないと、帰れないこともあり得るでしょう。
Step.7 受付を済ませる
Front Deskがあるのでそこで料金を支払いましょう。
Day tourで1人70ペソです。激安ですね。
ビーチの近くにはコテージもありますが、こちらは〜ペソで使用できます。
この奥にあるのがコテージです。
Step.8 ビーチを楽しむ
さて、ここまで苦労して辿りついた後に待っているのは....
ばばーん!この絶景です!こんな景色見れるところなかなかありませんよ。
ビーチに降りてみました。ほぼ貸切です。港から遠いですからね。
透き通る水。透明ってこういうことだったんですね。
どれくらい透明なのかを示すために浮いてみました。
どうですか、この透明度!
上には空の青。下には海の青。
こんな奇跡の一枚の撮影にも成功しました。(*泳げません)
泳げない僕でも、
遠浅の海なので、沖へむかっていくことができます。
ヒトデなどもくっきり見えます。
さて、十分楽しみましたね。今度は帰り支度編です。
Step.1 シャワーを浴びる
バスルームに向かいましょう。
受付に聞いて向かった先にあったのはまさしく"Bathroom"。
怪しい雰囲気しか感じませんが、中に入ってみましょう。
あ、やはり間違えていたようですね。ゴミ置場でした。
もう一度、受付に聞いてみましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やはり、あれがバスルームだと言われました。
念のため、もう一度中を確かめてみましょう。
やはり、ゴミ置場、のように見えますが…シャワールームと言われたので一応、中にも入ってみましょう。
あ……水がありますね。
これを浴びた後に、着替えました。ちゃんときれいな水でしたよ。
フィリピンのローカルな地域に行くと家にシャワーはなく、代わりに水道水を溜めたもので代用する、という話を思い出しました。
他にもLa Isla Bonita Resortの施設面をご紹介しておきましょう。
まずは食堂です!どうですか、このオープンエアーのいかにも南国リゾートっぽい造り!
どうですか!このオープンエアーっぽい造り……
そして、このダイニングに料理を提供する厨房がこちらです。
ちゃんと右上のところに赤文字でKITCHENって書いてあるので、間違いではないですよ。
でも、ちゃんとした施設もありますよ。どうですか!
宿泊する場合はこういった棟がいくつかあるようです。
Step.2 予約していたバイクタクシーに乗る
ちゃんと帰り時間を伝えていた、バイクタクシーの運転手が来てくれてますね。帰りも頑張って落ちないようにしていきましょう。
帰りもこのバイクタクシーに身を任せます。バイクが秘めている可能性に気づかされる旅です。
Step.3 港に到着する
港に到着したら、行きと同じく1人70ペソの料金を払ってお別れです。荒れた道を同じバイクに乗って移動していると何かしら絆のようなものが芽生えたと思ったのは僕だけでしょうか。最後に記念撮影してもらいました。
Step.4 船を見つける
3PMだと思っていた帰りの船は実は無かったことが港に着いてから判明しました。帰りの手段がちゃんとあるのか確認しておくことは初歩的な旅の技術ですね…。
同じように帰りの船がないと困っている人が3名ほどいましたので、一緒に行動をすることになりました。最初は船を乗り継いでダバオに帰ろうと話していたのですが、その中の1人が、近くにあるIsla Reta Resortからの船にも乗れることを発見してきました。
と、いうことでIsla Reta Resortへと向かいましょう。
港から引き返した時に見える、この光景。
この光景の中に、次なる船乗り場への道は実は見えています。
ここです。
この曲がり角で左折して、そのあとはまっすぐ道なりに進んでいってください。
すると道なりに、このようなエントランスが見えてきます。
Isla Reta Beach Resort.
本来今回来ようと思っていたのはこちらのビーチリゾートでしたが、それよりもいい経験ができたので良しとします。
ちなみにIsla Reta Resortのビーチはこんな感じです。
綺麗ですが、La Isla Bonitaほどではないですね。
ビーチの反対側には木陰があり、海に入らない人はこの下にテントなどを立ててくつろいでいます。
裏側から撮るとこのような感じです。
料金方です。Day Tourが100ペソ!
Talikud島全体の地図です。訪れる方には是非、参考にしてください。
Step.5 船に乗り込む
さて、無事Isla Reta Resortの船に無事乗せてもらえることになりました。
ちなみにこの時で4時過ぎでしたので、午後4時までは確実に帰りの船はあるみたいですね。
家に帰れる保証がありながら見る海は綺麗ですね。
帰りの船は着席するとこんな感じです。
ちなみにこの帰りの船には片道80ペソ払いました。
帰りも1時間ほどですが、すっかり遅くなってしまったので着いたときには、辺りはすっかり暗くなっていました。
この記事を見て、La Isla Bonita Resortへ興味を持った方は是非一度訪れてみてください。アクセスの悪い分、プライベート感のあるビーチを満喫することができますよ。
感動を得るための方法(1回目の検索もしない生き方)
最近下記の記事を読みました。
この記事の中に出てくる”2回目の検索をする”習慣であったり、その結果によって自分の行動が支配されている感覚というのは僕も持っていたものでしたし、他に多くの方も日々感じているのではないでしょうか。
現在僕は、フィリピンのセブ島に住んでいます。
すでにこちらに来てから7か月目を迎えました。
日本にいる頃に比べたら「非日常」を生きている僕ですが、そんな中にも日常は浸食をしてくるもので、気がつけば周りの環境にも慣れ、目新しいこともさほどなくなってきてしまいます。
普段行かない場所へと出かける際にも、もちろん1回目の検索、そして2回目の検索をして出かけることが多いです。(むしろ、それをしないと外国では危ないことの方が多いです。)
でも、その先に待っているものって”あー、この景色あのウェブサイトで見たわ”という感想だったり、”あのブログでお勧めされていたから、この料理頼んでみよう”という決断(という名の怠惰)だったりします。
そういった、事前に知識として仕入れた道を辿るだけの旅行、遠出に食傷気味だったのですが、たまたま最近、急に思い立ち、島に旅行に出かけることになりました。
前日の夜に”そうだ、明日あそこに行こう”と決めて、翌朝に出発だったので、さほど調べずに向かいました。
他のブログでたどり着きたい場所の名前はなんとなく調べておいたので、つけるかなーという程度です。
ちなみにこの時に訪れた島はTalikud島という島で、フィリピン第3の都市であるダバオから船で1時間ほどで到着します。
まずは、港に着いてみるとバイクタクシーの運転手たちに囲まれ、どこに行くんだ?俺のバイクで行けよ、という熱烈な歓迎を受けます。
これは、他の場所に旅行に行っても同じことなので、まずは無視して、トライシクル(バイクの横にサイドカーがついたような乗り物)を探しました。バイクタクシーって結構危ないので、あまり積極的に乗りたいものではないのですよね。
しかし、港の周りを探してみてもトライシクルの姿はなく、そこにいるのは僕らを待ち構えるバイクタクシーの運転手たちだけでした。
選択肢は残されていなかったので、バイクタクシーに乗ることにしました。運転手にどこに行くんだ?と聞かれ、このビーチか?と名前を挙げられました。
ずんずん進んでいくバイクタクシーの運転手
名前に聞き覚えはありませんでしたが、それほど大きな島ではないので、そんなにたくさんのビーチはないから、おそらく調べたところに着くだろう、という淡い期待と、もうバイクタクシーだし、ある程度成り行き任せでいいか、なんとかなるだろうという純粋ともいえる思い込みから「Yes」と返事をすると、僕らを乗せたバイクタクシーは走り出しました。
このバイクと運命を共にします。ごくり...。
20分後
港でバイクタクシーに乗った頃には、もうこの時間にはビーチを楽しんでいるかと思いましたが、まだ、僕らはバイクタクシーの上に乗っていました。しかも、必死にしがみついている状態です。
タクシーの運転手が向かっている先に広がっているのは鬱蒼と茂る草木。と、その中にある車とバイクの車輪の轍だけでした。その、以前にもこの道を通行した者がいたことの微かな証明をなぞっていることが、唯一の安心感を抱ける要素でしたが、やがてそのようなバイクの旅も突如、目の前の木々の間から蒼色の光が差してきて、終わりを迎えました。
そうして着いたのが「La Isla Bonita resort」でした。
あれが受け付けだよ、と言われた振り返ると、そこにあるのは完全にオープンエアーの受付けでした。目が釘付けです。Front Deskとは書いてあるが、受付...?
ですが、次の瞬間にはその背後に広がる海の美しさに、バイクタクシーにしがみついて豆ができた左手の痛みも忘れ、心洗われました。
目の前に広がる景色。今まで見た景色の中で1,2を争う美しさでした。
ほぼ人がおらず貸切り状態のビーチ。
水もこの通り透き通ってキラキラしています。
考えてみれば、大した下調べもせずに遠出をしたのは久しぶりでした。
とても軽やかで、驚きに溢れ、一瞬一瞬を楽しむことができました。
毎回これでは予測できない事態に振り回されすぎて疲れすぎるかもしれませんが、たまにはこのような1回目の検索もしない生き方もいいな、と思いました。
今回の経験で、情報に溢れた現代において、初めての体験をするためには以下のことが大事だと思い出しました。
1.リスクをとる
初めてのことに対してリスクが付きまとうのは当たり前ではあるのですが、ネットで調べれば大抵のことは答えが分かってしまう昨今では、やや忘れがちの感覚ですよね。
2.他の人の行かないところへ行く
これは1つ目のポイントともつながるのですが、やはり今までにあまり人が踏み入れたことがないような場所、情報が出てこない場所に赴いてみるだけでもドキドキしますよね。どんどん予想の範疇をはみ出していきたいところです。
例えば、ウユニ塩湖。なぜか昔から、そんなに行きたいとは思わなかったんですよね。もちろん行ったら、最高に綺麗だと思います。でも、おそらく人が感動する時って予想を大きくうわまった時だと思うんですよね。そう考えると情報があふれているウユニ塩湖で大きく感動することは難しそうな気がしてきます。
ちなみに、帰りの最終の船は午後3時だと聞いていたので、それに間に合うように港に戻りました。
港の様子。
船乗り場の人に次の船の時間を聞いてみると
6:30......Tomorrow
という衝撃の答え。
明日の朝まで船はないと言われました。
その場で困っていると、同じように困ってるような人がいたので声をかけてみました。
その人たちもダバオから来たようですが、船がなくて困っているとのことでした。
困った、困った、と言っていると、そのうちの一人が船を乗り継いで他の島経由で、ダバオに帰ろう!と主張しました。僕らも成り行き任せで、面白そうだから、それで帰ろう、という具合です。
結局最終的には同じ島の別の船乗りばから出発する直通の船を見つけて帰ることができました。そして、その船乗り場というのは、最初についた場所から徒歩圏内にあるビーチリゾートの中にあったのですが、そこが当初の目的地でした。
当初行く予定であったビーチ。綺麗ではあるが大きな感動は得られなかった。
La Isla Bonitaのビーチを体験した後では、そこのビーチはやや色褪せて見えてしまったので、今日はいい経験させてもらったな、と思いながら帰りの船に乗り込みました。
1回目の検索をしない生き方にはこういったリスクが常に付きまとうものの、そこは興奮であったり、感動であったりとのトレードオフなのかな、と思っています。
特にフィリピンでの生活を通して、自分ができることがない時にあきらめることの重要さ、なども感じているので、たまにこういった遠出は今後も続けていこうと思います。
船が明日までないと言われた時に諦めて、持ってきたパンを齧る僕。
準備の整っている女は美しい
こんにちは、サウスピーク・ウェブマーケティングインターンのShunです。
僕は現在セブ島の語学学校サウスピークでインターンをしています。サウスピークのウェブサイトでは主に英語学習に関連すること、TOEICの分析などを書いているので、もう少しフランクに記事を書ける場を求めて、このはてなブログにたどり着きました。
--------------------------------------------------------------------------------------
先日Youtubeで森高千里のライブ映像を見ていて、ハッとするほど美しい瞬間に出会いました。以下の映像の5分37秒辺りです。
呼吸を整え、髪の乱れを直し、遠く前方を見つめる彼女はライブ会場の中、その一瞬だけ空気が変わるかのような美しさでした。
この映像を見て、もう一つ思い出す人がいました。
壇蜜です。
その時に思い出したのは、こちらのYoutubeの映像でした。
この映像の中にもハッとするほど美しい瞬間を見つけ、昔繰り返し見ていたことを、森高千里の映像を見た時に思い出しました。ちょうど44秒の辺りです。
最後に全員で合わせるダンスシーンの直前に一人列に加わった後、タイミングを合わせるかのように一つ頷きます。
その他の場面では”アラサーちゃん”を演じていた壇蜜ですが、この頷きだけは壇蜜本人のものです。
なんで壇蜜を思い出したのだろう・・・と考えていて思い当たったのは、どちらも非常に準備をするタイプの人である、ということです。
「私がおばさんになっても」と歌いつつ、一向におばさんにならない森高千里。
「職業:エロいお姉さん」として、周囲から期待される役割を着実にこなす壇蜜。
どちらも並大抵の準備ではできないことです。
もちろん、準備したら誰もができることではないでしょう。
だからこそ、森高千里は森高千里なわけですし、壇蜜は壇蜜なわけです。
紹介した2つのYoutubeの映像の中で僕が惹かれたのは、どちらも仕事をする中での「隙間」を捉えた瞬間でした。
予定していたフェーズを1つこなし、やや安堵しつつも、次にしなければならないことを頭の中で反芻しながら、「職業としての自分」を整える。
そんな瞬間が今日紹介している2つの動画の中では見ることができます。
彼女たちが今まで積み上げてきたこと。その瞬間にどれだけ賭けているのか。今後に向けての確固たる決意。
その瞬間は今までの過程を雄弁に語り、不思議と僕を惹きつけて離しません。
それまでに準備を重ねてきた人に、ときどき、魔力が宿ることがあります。
この2つのYoutubeを見て、僕はその瞬間が本当に好きであることを発見しました。
女性が化粧してる様子を見るのもすごく好きなんですが、このあたりの話と関係しているのかもしれません。それはまた別の話。
まぁ、考えてみれば、僕は滅法事前の準備ができない(あるいはしない)ので、そういう風に準備を整えて人の前に出る行為は自分にとって欠けている要素なので、余計に惹かれるのかも知れませんね。
計画性であったり、事前準備が僕に足りないことなのだなと最近気付かされました。(もっと早くから気付いておけよ、という話ではありますが。)
本日の結論:準備の整っている女は美しい