読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々歩きながら、「なぜ僕は巡礼しているのか」について考えてみた。

こんにちは、Shunです。

今日はポルトガルとスペインの国境を越えて、再びスペインへと戻って来ました。そうです。ポルトガルからも記事の更新を狙っていたのに、更新することなくスペインへと戻って来てしまいました。

国境を越えた日であれば、ぎりぎりポルトガル感も醸し出せるかと思って書いています。

 

毎日朝起きては、夕方くらいまでひたすら歩いてる日々を送っている巡礼中の僕ですが、歩いている間は基本的にすることがありません。景色を見る、写真を撮る、迷わないようにちゃんと目印を探す、くらいでしょうか。なので、余裕があるときは色々と考え事をしながら歩いたりしています。

なんとなく巡礼に来たのですが、なぜ1ヶ月自由にどこでも行ける時間を与えられて、毎日ひたすら歩くなんて地味なことをしているのか考えてみたのですが、最近考えがまとまりつつあります。

 

きっと、刻みたかったんですよね、この1年を。

 

2016年度は振り返ってみると、割と大きな出来事が起こった年でした。まずは、休学したこともそうですし、サウスピークでのインターンに採用され、約1年間フィリピンで暮らしたことも想いもよらぬことでした。その中ではいい思い出もあれば、もう経験したく無いような思いをしたこともありましたが、今となっては全てひっくるめて、フィリピンの生活は自分にとって大事な一部となりました。

休学して、インターンをすることで、正直何を得ることができるのかそこまではっきりはしていないけど、なんとなくしたらいい気がする、という状態ではあったものの、何かしらを掴むために動き出してみた、大事な年でもあります。

 

他にも今年は得たものと失ったものがありました。まずはフィリピンで好きな人を見つけました。と言っても、日本人ではありますが。これも思いもよらなかったことの1つです。そして、今年は僕にとって1番の親友、昔から僕のことを知っているという点においてもう得難い親友が亡くなった年でもありました。

親友が亡くなったことに関しては正直、まだちゃんとは受け止められていない気がしています。仲は非常によかったものの、頻繁に連絡を取り合う感じではなく、半年に1回ほどふとした時に会うような間柄だったので、亡くなった後でも、また前みたいにどこかで会えるような気がしてしまっているというか、あまり実感が湧いていません。

それはきっとセブにいて、実際に彼が亡くなった時や、葬儀などに参加していないことも関係あるとは思います。セブに来る前から彼は闘病中で、セブへの出発直前に彼の病院にも寄ってから来たので、もしかしたら僕がセブにいる間に亡くなってしまう可能性もあるかもしれない、とはその時にも思ってはいたのですが、病気について調べてみるとなんとなく状況が分かってしまうのは医学生としての宿命というか、そういう仕事ではあるのですが、やや切ないことではありました。

今でも彼から最初に連絡を受けた時のことは思い出されます。病気であることがわかった旨を彼から電話で伝えられた後、彼が亡くなるまで自分は精一杯彼と向き合うことができたのかな、とか、彼が不安でどうしようもない時、プライドが高くて普段は人に助けを求めることをできるだけ避けようとする彼が助けを求めて来た時、果たして力になれたのかな、など、今でも心の中にモヤモヤとしたものが残ってはいます。

 

そういった、僕にとって大事なことが起こった1年を忘れたくなかったから、刻むために、何か苦しいこと、忘れないことをしたいなと思ったのだと、気づいてきました。

こういう忘れたくないことも時間が経つと少しずつ記憶が色あせていってしまうのが、人間なので、しょうがないことではあるのですが、自分の人生の中でより色濃く刻むための巡礼なのでしょう。

忘れたくないことを刻むためにタトゥを入れる人もいますが、感覚的にはそれに近いかもしれません。日本人の僕はタトゥを入れると様々な生きづらさを受け入れなければいけないので、代わりに行動で刻んでいるわけです。

 

他には、大事なのは「選択」と「集中」で、薄く色々なところを飛び回って旅行するよりはしっかりと1ヶ月同じ地域を歩く速度で見て行った方が得るものが大きい、とフィリピンに1年暮らした後では思うようになっていたという理由もあったりしますが、こちらはまぁ後付けみたいなものですね。

 

...なんていうことを、歩きながら考えたりしています。

時間があると色々考えますからね。ギリシアの哲学者とかもきっと暇で暇でしょうがないから色々と世界について考えたりしていたのでしょうね。笑

 

では、巡礼も残り少なくなって来ましたが、楽しみつつ、自分にとって大切な時間にしていこうと思います。

巡礼しながら、巡礼の記録も書こうと思っていたのですが、それに関しては帰ってからになってしまいそうですが、そちらも時間を見つけて書いていこうと思います。